2007年11月15日
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季語は月別に使う言葉が決まっています。定型の2月に使う季語を紹介します。
◎2月に使う手紙の季語の基本編◎
立春の候
早春の候
春寒の候
厳寒の候
余寒のみぎり
残寒のみぎり
晩冬のみぎり
◎2月に使う手紙の季語の応用編◎
〜季節の言葉を使った時候の挨拶の例文〜
立春とは名のみの寒さ
冬の名残りがなかなか去らず
春とは名ばかりでまだ真冬のように寒く
暦の上に春は立ちながら
立春とはいっても、まだまだ寒い日が続きます。
庭の梅がほころび、私のほおもうれしさにほころんできます。
うぐいすの初音を首を長くして待つ今日このごろ、
春の予感が街のそこかしこで芽吹いています。
今日、何を見つけたと思います?ふきのとうが芽を出していたんです。
豆まきも過ぎたというのに、寒さはいまだ厳しく、
三寒四暖と申しますが
いくらか寒さもゆるみ
梅のつぼみもそろそろ膨らみ
◎コラム◎
季語は、それぞれの季節を表す言葉です。
その言葉は、「時候」「天文」「地理」「人事」「行事」「忌日」「動物」「植物」の9ジャンルに分類されます。
例えば、「鶯(うぐいす)」「燕(つばめ)」といった鳥や「鰊(にしん)」「目刺(めざし)」といった魚や「卒業式」なんていう行事を季語として使ってもいいのです。
また各月の言葉に「〜の候」「〜のみぎり」とつけることで、時候の挨拶として使用できます。上記の基本編の季語でいうと、「立春のみぎり」や「晩冬の候」という表現をしてもいいのです。
1月
季語は月別に使う言葉が決まっています。堅苦しく考える必要は有りませんが、大原則の書き方を知らないと手紙を書くときにも季語を使いにくいものです。まずは、定型の季語を押さえましょう。
◎1月に使う手紙の季語の基本編◎
謹賀新年
初春の候
新春の候
季冬のみぎり
厳寒のみぎり
◎1月に使う手紙の季語の応用編◎
〜季節の言葉を使った時候の挨拶の例文〜
謹んで新年のお喜びを申し上げます
○年ぶりの寒さと伝えられておりますが
新春とは名ばかりの厳しい寒さが続いております。
今朝、庭の土を持ち上げる霜柱の力強さに目を見張りました。
本格的な冬将軍がやってきました。
寒の入りというだけあって、いよいよ寒さも本番ですね。
寒中には珍しく、うららかな日が続いております
松の内の気分も抜けようやく平静に戻った今日このごろ
◎コラム◎
手紙の季語の1月編です。1月にはお正月があります!お正月といえば年賀状。最近はインターネットの普及で年賀状を書く人は減っているようです。でも、やはり葉書で新年の挨拶をしたい、という方は大勢いるのではないでしょうか。漢語調の季語は年賀状の冒頭にも使われます。(「初春」「新春」「謹賀新年」などなど)また、うっかり年賀状を出し忘れた・・という方への新年のご挨拶には、寒中お見舞いで口語調の季語を使われる方も多いようですね。1月は年賀状、挨拶状など手紙、葉書を使って挨拶をする機会が一年で最も多い月です。年が変わり気分も新しくなる1月に手紙の季語を使って新年のご挨拶をしてみて下さい。何気ないことですが、インターネットが普及した現代だからこそ、返って手紙や葉書が新鮮で交友関係も深まることと思います。