2007年11月18日

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12月

12月の手紙の季語、時候の挨拶です。12月に手紙を書く場合は以下の文例を参考にしてください。時候の挨拶のはお歳暮の礼状、特に、ビジネス関係の方へのお礼状では特に重要です。

■12月(師走)に書く手紙の季語 基本編■

寒冷の候
歳晩の候
師走の候
大雪の候
月迫の候
初冬のみぎり
向寒のみぎり
厳寒のみぎり
明冷のみぎり
歳末のみぎり


■12月(師走)に書く手紙の季語 応用編■
〜季節の言葉を使った時候の挨拶の例文〜

師走の風邪が身にしむころ
年の瀬もいよいよ押し迫り
冬将軍の到来
雪の便りも届くころとなりましたが
歳末ご多端の折
街にジングルベルが鳴り響くころ
師走の声に心あわただしいこのごろ、
今年も押し迫り、あますところ十日ほど
北風の中に凛とさく寒椿の紅が目にしみます。
今朝、初氷が張っているのを見つけました。寒いはずですね。
12月は春待月というんですって。それでもこの寒さ、身にしみます。
花屋さんの店先をポインセチアが華やかに彩りはじめました。


■コラム■
 12月の一大イベントといえば、クリスマスと並んでお歳暮があります。歳暮というのは「歳の暮れ」の意味です。昔から、この時期には一年のお付き合いに感謝ッして贈り物をする慣わしがあり、それが転じて年末の贈答のことを指すようになりました。

 ビジネス文書として礼状を出す場合で、宛名が複数になる場合は注意しましょう。複数の名前を並べる場合は、役職の高い人を右にします。役職が同等のときは年齢淳か直接お世話になっている人を先にします。敬称は一人ひとりにつけます。会社関係で「○○課長」というように役職を付ける場合は「○○課長様」とするのはNG。「様」は不要です。まとめる場合の書き方は「○○会社○○部御一同様」「○○会社○○部御中」のように記載します。

11月

11月の手紙の季語、時候の挨拶です。11月に手紙を書く場合は以下の文例を参考にしてください。時候の挨拶はビジネス文書では特に重要です。
■11月(霜月)に書く手紙の季語 基本編■

晩秋の候
暮秋の候
向寒の候
孟冬の候
深秋の候
秋冷のみぎり
季秋のみぎり
落葉のみぎり
立冬のみぎり
初冬のみぎり
初霜のみぎり


■11月(霜月)に書く手紙の季語 応用編■
〜季節の言葉を使った時候の挨拶の例文〜

菊薫る季節となりましたが
小春日和の穏やかな毎日
木枯らしの季節
このところめっきり日が短くなってまいりました
日増しに寒さが募ってまいりましたが
北のほうではそろそろ雪の便りが聞かれるころとなりました。
穏やかな小春日和に心安らぐ今日このごろ、
七五三姿のかわいい子どもたちを通りでみかけました。
木枯らしの歌が町を元気よく吹き抜ける季節となりました。
金色のいちょうの葉が街に散りしき、まるで魔法のじゅうたんのよう。
庭のぐみの木が愛らしい赤い実を風に揺らしています。
十一月は雪待月と呼ばれるそう。遠い山のいただきに初雪が降りました。


■コラム■
 11月には七五三のお祝いをする家庭も多いかと思います。七五三、入園、入学祝い、卒業・就職祝いなどは内輪でするものですから、お返しは不要です。心のこもったお礼状をおくりたいものですね。七五三のお礼状の場合、どんどん成長する子どもの様子を書き加えましょう。子どもの写真があるとなかなか会えない遠方の祖父母、親戚にはとても喜ばれます。両親から七五三のお祝いを頂いた場合、お祝いの席に両親を招待することも大切です。

10月

10月の手紙の季語、時候の挨拶です。10月に手紙を書く場合は以下の文例を参考にしてください。

■10月(神無月)に書く手紙の季語 基本編■

錦秋の候
秋冷の候
清秋の候
紅葉の候
爽涼の候
秋涼のみぎり
秋晴のみぎり
秋雨のみぎり
仲秋のみぎり
中秋のみぎり
菊花のみぎり

■10月(神無月)に書く手紙の季語 応用編■
〜季節の言葉を使った時候の挨拶の例文〜

秋晴れのすがすがしい毎日
さわやかな季節となりましたが
各地の紅葉便りが届くころ
天高くもの皆肥ゆる季節
散歩道で燃えるような彼岸花を見つけました。
木々の梢が日ごとに色づいてまいりましたが
菊の花香る今日このごろ、
日増しに色づく柿の実が夕日を浴びて輝いています。
紅葉狩りに行きました。あの色鮮やかな山々、見せたかったわ。
秋晴れの空がどこまでも高く澄みわたっています。
つやつや光る栗の実がおいしい季節になりました。


■コラム■
 贈答に対するお礼状はすぐに出すべきものですが、病気や負傷、火災、風水害などへのお見舞いに対する礼状は、すぐに出さなくてもかまいません。病気や怪我は十分に回復して心身に余裕ができたり、退院したあとで、災害の場合は今後の目処がたち、一段落してから礼状を書けばよいです。

 病気や怪我の場合、お礼状は代筆でもかまいません。妻が代筆する場合、名前の左下に小さく「内」と付けます。(太郎さんが病気をした本人の場合、"○○太郎"となります。)親しい相手には妻の立場から夫の病状を伝えてもかまいません。代筆のときは本人になり代わり、心を込めて感謝の気持ちを表します。

9月

9月の手紙の季語、時候の挨拶です。9月に手紙を書く場合は以下の文例を参考にしてください。

■9月(長月)に書く手紙の季語 基本編■

秋分の候
初秋の候
新涼の候
清涼の候
早秋のみぎり
新秋のみぎり
爽秋のみぎり
重陽のみぎり

■9月(長月)に書く手紙の季語 応用編■
〜季節の言葉を使った時候の挨拶の例文〜

台風一過の秋晴れが目にしみて
すっかり秋めいて
朝夕ようやくしのぎやすくなり
秋の長雨が続き
すがすがしい秋日和が続き
さわやかな秋空が広がって
河原で光るすすきの美しいこと−秋ですね。
庭のコスモスが金色の日ざしに揺れています。
萩やなでしこ・・・、秋の七草を見かける季節となりました。
ぶどう狩りに行きました。紫の実の美しさは見とれるほどです。
9月は別名色どり月とか。秋の花がいっせいに咲きましたね。
満月を見上げていると、かぐや姫になったような気がしませんか。


■コラム■
 9月には敬老の日があります。還暦など、長寿のお祝いの贈り物をしたり、そのお礼状を出すことも多い月ですね。

 長寿のお祝いをする場合、長生きを祝い、より一層の健康を願う内容がいいですね。「枯れる」「衰える」等のマイナスイメージがある言葉は使わないようにしましょう。
 お祝いに対するお礼状で近況報告をする場合も、暗い内容にならないように注意が必要です。愚痴もNGです。

 長寿祝いの呼び方として、60歳は還暦、70歳は古稀、77歳は喜寿、80歳は傘寿、88歳は米寿、90歳は卒寿、99歳は白寿といいます。

8月

8月の手紙の季語、時候の挨拶です。暑中見舞い、残暑見舞いの手紙や葉書には季節に合った時候の挨拶が必須です。

■8月(葉月)に書く手紙の季語 基本編■

残暑の候
立秋の候
秋暑の候
向秋の候
晩夏の候
盛夏のみぎり
初秋のみぎり
立秋のみぎり
新涼のみぎり
残炎のみぎり


■8月(葉月)に書く手紙の季語 応用編■
〜季節の言葉を使った時候の挨拶の例文〜

立秋とは名のみの暑さで
朝夕はいくぶんしのぎやすくなり
虫の音が秋近しを感じさせるころとなり
暑さも峠を越したようで
花火大会があちこちで開かれ
吹く風も秋の訪れを告げて
8月は秋風月というそうですが、まだまだ暑いですね。
昨日の夜は家族で花火大会を楽しみました。
庭のひまわりと背比べをしました。残念ながら私の負けです。
今を盛りと大合唱するセミの歌が聴こえます。
今日、とても涼しげな色合いの風鈴を見つけました。
立秋を過ぎたのに、いまだ厳しい暑さが続いております。


■コラム■
 暑中見舞いは、梅雨明けの七月中旬ごろから立秋(八月八日ごろ)までに出します。立秋以降は残暑見舞いとなります。現代の「暑中」「残暑」の感覚より少し早めになりますので注意しましょう。

 暑中見舞い、残暑見舞いには、自身の近況報告や相手の健康を気遣う言葉をすっきりとまとめて書きます。書き手が女性の場合は、型どおりの挨拶だけでなく、やさしさや真心を上手に伝える文章にしたいですね。季節の押し花や四季折々の風物の絵を添えるのも素敵ですね。
 

7月

7月の手紙の季語、時候のあいさつです。7月に手紙を書くときは以下の慣用句を使いましょう。

■7月(文月)に書く手紙の季語 基本編■
仲夏の候
酷暑の候
成夏の候
炎暑の候
猛暑のみぎり
向暑のみぎり
大暑のみぎり
厳暑のみぎり


■7月(文月)に書く手紙の季語 応用編■
〜季節の言葉を使った時候の挨拶の例文〜

梅雨があけたとたん待っていたようなこの暑さ
暑気日ごとに加わり
日々暑さの厳しい折から
今日はまた蒸し風呂のような暑さ
連日の暑さに庭の草木もぐったり
いっせいに鳴きはじめたセミの声が本格的な夏を告げています。
もうすぐ七夕。今年、彦星と織姫は出会えるでしょうか。
今夜は天の川に手が届くよう。とてもロマンチックな気分です。
梅雨明けとともに、厳しい暑さがやってきました。
子どもたちにせがまれて初物のすいかに包丁を入れました。
青空にむくむく湧く入道雲。いよいよ夏到来です。


■コラム■
 7月にはお中元があります。「中元」はもともと7月15日のことです。そこから、この時期に日ごろお世話になっている人に贈る「贈り物」を中元と呼ぶようになりました。

 お中元を受け取ったら、できるだけはやく、遅くとも3日以内に礼状を出したいものです。目上の方にお礼状を出す場合、形式を踏まえて、冒頭には時候の挨拶を書き、安否を尋ねる挨拶をシンプルにまとめます。文末は、自愛を祈る言葉や感謝のことばなどで締めくくります。お礼の気持ちを際立たせるために、お礼以外の内容をあれこれ付け加えないようにしましょう。また、書き方のコツとして、先方がこちらの好みを知っていて、好物を贈ってくれた場合、そのことにたいする感謝の気持ちを表現すると良いです。そうでない場合でも、頂いた品の名前を挙げて、ひと言感謝を付け加えると喜ばれます。

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